7月 【ヤッサイヤ】

ヤッサイヤ(ヤサイヤ)は7月24日の午後に行われる行事で、西字(馬場・岸名)は秋葉杜で、東字(田代・寄積)は天王杜の丘にある石塔で行われています。各字方法は少し違いますが、昔は、正月の「カイロ講」に参加する12~14歳男子のみの行事でした。今では、少子化になり東字の小学生で行われています。

 

 

7月に入ると24日まで毎日石塔周辺を掃除し、1日でも休むとカイロ講でもらうお餅が1つ減らされます。そして、アサギ(苧殻)を燃やし燃えている間「ヤッサイヤ、ヤッサイヤ・・・」と大声で喚き火が消えるまで続けます。燃え終わると、その燃え残りを体や顔に塗り、真っ黒になった体で川へ水遊びに行く。これを付けないとカワラダ(河太郎=カッパ)に尻を抜かれるのだといわてれいます。

 

なお、現在では7月24日のみ清掃を行い、ローソクを燃やし消えるまで「ヤッサイヤ、ヤッサイヤ・・・」と大声で喚きます。